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「朝令暮改」を前向きにとらえよう!

みなさん「朝令暮改」と聞いて、どんな感じを抱きますか?たぶん、いい意味では捉えられないのではないでしょうか。特に会社やチームのリーダに対して感じることが多いでしょう。

「朝令暮改」は、まさに“今朝指示したことが夕方には真逆の指示に変える“という事で、「言うことがコロコロ変わる」「一貫性がない」リーダだと部下に認知され、信頼を失うでしょう。半面、「間違いを認められる」「柔軟性がある」リーダと言えるのではないでしょうか。負の認知と正の認知の差は、どこから生まれるのでしょう。

「朝令暮改」にも2つのタイプがあると考えます。1つは『軸ブレType』、もう1つは『臨機応変Type』です。


『軸ブレType』は、物事を判断し考える理由や目的が定まっていないために、方向性がブラブラするのです。一方『臨機応変Type 』は、進むべき方向や目的は定まっていてブレないのですが、そこに辿り着く手法や手段が、周りの状況に応じて変えていくものです。状況が変わっているのに手法や手段を変えなければ目的(軸がブレず)を達成できないのですから『臨機応変Type』の朝令暮改は必要なのです。

自分がリーダであるときは、やはり安易に指示命令するのではなく、その指示の自分の考えの根拠は何か、それは絶対に必要なものだと確信し、状況の変化に敏感になり最適なアクションを考えられ得ているかを自問自答しましょう。リーダは熟慮に熟慮を重ねた上で、指示命令をしなければなりません。

自分のリーダが朝令暮改であったとき、その内容が『軸ブレType』なのか、『臨機応変Type』なのかを判断して、前者であれば“一貫性がない”と進言しリーダの説明を求めるのがよいでしょう。それが後者であれば、最適解を示していると理解し、すぐさまベクトルを合わせて進むのがよいでしょう。



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