先回から引き続きセルフマネジメントについて、お話しします。先回、セルフマネジメントが苦手な人は、①こだわりが強い人、②自分でタスクを抱え込んでしまう人、③ストレス耐性が低い人として①について考えを記載しましたので、今回は②③について考えを述べます。
まず、②タスクを抱え込んでしまうとは、❶消極的な性格の人が、“受け持っているタスクがあるのに、依頼されると断り切れずオーバーフローになる”、”質問を躊躇してしまいタスクが停滞してしまう“のような状況に陥ること。❷その逆に自信過剰気味な人は、”自分でやった方が早いと近視眼的に考え、タスクを同僚や部下に振れない“、”このタスクは僕にしかできないと勘違い“、”自分の存在価値を高めるためにタスクを多くこなし優秀だとアッピールしたい“と考えてしまう。このタイプは全体が俯瞰できないので、セルフマネジメントは勿論、プロジェクトマネジメントにも向いていない。但し、本当に高いスキルを有していて、彼でなければというタスクが集中する場合もあるが、その時こそセルフマネジメントして”キャパオーバーでできないと断る“ことも重要である。但し、キャパ拡大のチャレンジも必要です。
いづれにしてもタスクにはスケジュールがあります。抱え込んだタスクが遅延することで全体へ迷惑をかけることは必至ですので、スケジュールを遵守できるか否かを判断することが大事です。周りも本人の状況を判断しタスク担当を決めることが重要です。
次に③ストレス耐性とは、ストレスにどれくらい適応できるかと言う、こちらもキャパシティのことです。ストレスへの対処方法や経験値を身に付けることでキャパが増えると考えています。ストレスで思考が停滞したり、行動できなくなったりすることで生活や仕事に影響が出てしまいます。さすがに自分のストレス耐性キャパを知ることは難しいですが、対処方法や回避方法を学ぶことはできるます。それらを知って行動することがセルフマネジメントだと思っています。