top of page

偶然には因果関係がある

皆さんは何かしら成功者や達成者の方が『自分は運がよかった。いい人たちに恵まれた。』と成功の要因を語っているところを良く見聞きするのではないでしょうか。

例えば、上司や同僚からのアドバイスや協力があって、自身が企画した事業を立ち上げ軌道に乗ったA君がいたとしましょう。A君がなぜ周りの協力を得られたのでしょうか?①A君の企画が素晴らしかった、②A君の情熱が伝わった、③A君が信頼できる人物だから、・・・どれも正解でしょう。ここで言えるのは、A君が何もしていないで周りが協力してくれたわけではありません。①はA君が日頃から情報取集を怠らずアイデアを絞る努力をしてきたから素晴らしい企画が生まれた。②はA君がその企画をどういても実現したいという熱意を常日頃から周りの人たちに語っていた。③はA君が自分の仕事だけにとどまらす、全体を見て自分ができることを考え同僚たちを下支えしてきた、そしてそれを上司が見ていたからこそA君が周りからの信頼を得るようになった。このようにA君が報われないかもしれない努力や気力の継続や、自らが行動することが周りに認められるのです。また、行動していくことで自身の活動範囲も広がっていき、そこで新たな出会いが生まれ、その出会いから想定外の方向に進み、成功に近づくのです。つまり、偶然の出会いや協力支援などはなく、すべて自身の行動があっての結果なのです。セミナーで隣の席の人が〇〇関係の人だったという偶然はありますが、その方に声掛けする自らの行動が無ければ出会⇒協力⇒成功へと繋がらなかったのです。そこに因果関係があるのです。

確かに「棚からボタ餅」ということもあるでしょう。「親ガチャ」という言葉も生まれました。自分が選択できない事案もゼロではありませんが、それを言い訳にして自らが行動しなければ“運・偶然”と出会うことは無いのです。まさに、『運も実力のうち』と言われる所以です。

日々の行動の質と量、そして他人との関わりを大切にすることが重要です。「偶然」を生み出す行動を自ら選び取るという意識した行為が、「偶然」を「必然」に変える可能性を生むのです。「偶然」を生む出す行動をするためには、①自身のスキルセットを広げる、②スキルを深化させる継続的な学習、③人的ネットワークを広げることが重要な要素だと考えます。偶然の出会いを必然にするために、さまざまな人に出会って積極的に話し掛け、行動で学びを積み重ねていきましょう。



最新記事

すべて表示

働く環境のチェンジが成長機会

人は生きていく中で、自身が居る環境を変えていく、もしくは変わっていくものです。例えば、小学校では生活範囲の中に住んでいる同年代の子供らが代わりますが、中学だともう少し広い生活範囲が対象となります。高校や大学では、地理的要素ではなく同年代の同じ要素を持った若者の環境ができます...

bottom of page