システム開発会社の経営において、安定したお客様で安定したプロジェクトに人財を提供して業績も安定していることは経営者にとっては堅実経営を実現していると言えるかもしれません。それは変化を避け、市場の動向には距離を置いて守備に徹する戦略をとっているということです。経営の安定は社員に安心を与えますが、反面、社員のわくわく感をそぎ落としてしまうとも言えるのではないでしょうか。
今、ITが企業の業績を左右する時代であり、各企業がIT戦略に命運を掛けているといっても過言ではありません。そうした社会背景の中、我々システム開発会社は成長しなければ存在の意義がない(不進不在)=会社も個人の進歩し続けなければ、会社であれば存続、個人であれば雇用もしくは対価の授受ができないということです。
我々システム会社が成長するために、新規顧客・新規プロジェクトの開拓、商流の上流化、人財育成、人財確保(採用)、経営数字への執着等に注力していかなければいけません。そして何よりも、人財である社員の方々がそれぞれスキルアップやチャレンジを継続してもらうことが、一番の成長のカギなのです。
すぐに改革の結果は出るほど甘いものではありませんが、会社が一丸となって頑張っていくこと、また継続していくことが成功への重要なことだと思います。