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成長『守・破・離』

今回は皆さんの成長についてお話しします。

宝の原石も磨かなければ光りません。逆に言えば、どんなに原石の純度が高くても磨かないと光らないという事です。つまり、純度の差はあれ、どんな原石にも何らかの鉱石は含まれていますから磨けば光るのです。ここでいう「原石」とは人財(みなさん)のことで、「磨く」とは知識の習得・知識の活用と経験の積み上げ、そして自分のスキルへの昇華です。スキルへの昇華とは、別々の知識・経験を融合して自分なりのエッセンスを加えることです・これもイノベーションの一つです。

『守・破・離(シュ・ハ・リ)』という言葉があります。日本の芸道における基本的な学習段階や進化のプロセスを表す言葉です。

「守」=最初の段階では、伝統的な形や技術(基本的なスキルやフォーム)を正確に習得する。先人の知識と教えは重要です。

「破」= 次の段階では、これまでの形や技術を変化(壊す)させ、個人のスタイルや創造性を求め、自分自身の理解と洞察をもとに、新しいアプローチをや展開を見つけます。

「離」=最終段階では、技術に対する執着を離れ、自由に動き、自身の理解から行動する能力の発展を目指します。

『守・破・離』のプロセスは、多くの学習や創造的な分野にも応用されています。概念は、“始まりは基本を学び”⇒“基本を変革し”⇒“個人の独自スタイルを形成する”過程を示しています。

みなさんに新しいフィールドを提供していきたいと考えています。皆さんは「現状維持バイアス」を振り払って、新たなフィールドへ一歩踏み出してください。そして踏み出した先では、『守・破・離』の概念で自身を磨いて成長のサイクルに乗りましょう。私も皆さん同様に、まだまだ磨く余地が十分あると思っていますで、今まで経験していない分野へ踏み出して行こうと思います。

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