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無(0)から有(1)を作るという事

みなさんはよく“クリエイティブ“という言葉を使いませんか?”クリエイティブな仕事“とか”クリエーター“とか、何かカッコイイ響きや未知なるものを創造している気がします。

クリエイティブな職業と聞けば、映像・音楽やイラスト等の芸術系の仕事が最初に思い浮かぶのではないでしょうか。確かに、何もないところからメロディやキャラクタを生み出したり、白いキャンパスに絵画を描いたりすることは、まさに創造で無から有が生まれるのです。

しかしクリエイティブな仕事はこれらだけのものではありません。我々ビジネス業務の世界でもクリエイティブな仕事はあるのです。

例えば、IT業界で新しいサービスをお客様がシステム化したいという要望があった場合、最初にどのようなシステムを開発するのかを企画する作業は、無から有を生み出す作業に他なりません。

また、通常の会議においても同様に、何か新たな事案を提案する際も、提案者は試行錯誤を繰り返し無から提案書という有を生む出しているのです。

そして重要なことは、無か有が生み出されても、完全体の有ではないという事です。まだ、0が1になったに過ぎないのです。しかしこの1があるからこそ議論が進み、ブラッシュアップしていき完全体の10になるのです。1を生み出すには、その創造者が色々なん状況を鑑みて結論にたどり着いた結果ですので、1を10にする何十倍のパワーと能力が必要です。

加えて、創造者は周りからの否定めいた意見にさらされる場面が多々あります。創造者はそれに立ち向かう勇気を持っているのです。

クリエイティブな仕事は身近に多々あります。それは、自分が「最初の人」になることです。最初に発言する。最初にやってみる。これらは勇気がいるクリエイティブな仕事なのです。

私は、勇気をもって最初の人になる人を評価します。初めからできない理由を考えてやらない人や結果が出ない予防線を張る人ではなく、あらゆる可能性を想像して知恵を出してやってみる人が居なければ、何も成し遂げられないのです。すごいものを創造するだけがクリエイティブな仕事ではありません。

1人1人が小さくて身近なことから「最初の人」になっていきましょう。


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