社会人の皆さんが、年齢と経験を重ねながら、自身の人生を自分が思い描いたような豊かなものにするには、今、どのような行動をすればよいのでしょうか。ここでいう豊かな人生とは、年齢を重ねていくことでできる仕事をし、後輩や部下から敬愛される人物になり現役時代を充実させ、その後の時間も別の世界で活躍できることを言います。
そのための一つの行動は、自分のメンターを持つことです。メンターというと新入社員や若手時代の成長フォロアーが思い浮かびますが、大人のメンターですから以下のようなメリットがあります。
メンターは、メンターの豊富な経験から、自身の今までの知見に共感し、進むべき道の先の近道やリスク回避を教えてくれます。そうする中で自身のキャリアが見えてきます。そして、メンターのネットワークを活用し、自身のネットワークの幅や深みを広げられ、新たな機会が生まれます。このネットワークは仕事に限ったことだけではありません、趣味趣向の知見も広げられるのです。メンターはあなたのことを良く理解してくれています。自身の強みや弱みをしっているからこそ自身の成長に必要な事柄を指導してくれます。そして自身を鼓舞しくれ、成長へのモチベーションを維持できます。
メンターは社内の人物ではなく、社外の人物が適しています。社内ですとどうしても社内の価値観や枠組みにとらわれてしまうし、より広い世界の知見があった方がいいからです。そして社外の人物の方が効く耳を持てるからです。(ウインザー効果)
社外の人物と言っても一緒に仕事をした人物か顧客企業の方しか思いつかないかもしれません。どうすれば、そんなメンターとであるのでしょうか?一つは社外のイベントへの参加です。ただ参加すればいいというものではありません。やはり、自分から積極的に恥をかいてもいいくらいの気持ちでコミュニケーションを仕掛けていかないと繋がりはできません。私の経験でもう一つ、それは仕事で携わった人物と仲良くなるです。それには、①仕事で成果を出して一目置かれる、②仕事以外の話をしてお互いを知る(懇親会やランチ等の場で)、③プロジェクトが終了しても連絡を取る、こうして関係を深めていく中で、自分の考え方や夢や悩みを話していくうちの自然とメンターになってもらえます。そしてメンターから頂いた知識が自分の血肉になり、別のメンターとの関係にもいい影響が出てきますし、あなたが誰かのメンターになっているかもしれません。
こうしていくことで、自身の知識の引き出しが増え、セカンドライフにおいても有用なものになることは間違いないでしょう。
みなさんも、自分の人生を豊かにしてくれる社外メンターを持ちましょう。